おっすおっす。misopotaです。
最近は気温も暖かくなり、晴れている日も増えてきましたね。
春先で色々とバタついていましたが、その最中にChatGPT×ExcelVBAという最強コンビに出会い、衝撃を受けました。
今回は備忘録がてら、ChatGPTにExcelVBAのコードを教えてもらう方法をご紹介します。
- そもそもChatGPTって何?
- ChatGPTにExcelVBAコードを教えてもらう方法
- ChatGPT×ExcelVBAのここがすごい!
- ChatGPTの欠点:普通にミスることがあるので手直しできる知識が必要
- まとめ
そもそもChatGPTって何?
ChatGPTはOpenAIが2022年11月に公開した生成AIの一種です。自然言語処理の分野で広く活用されています。ディープラーニング(機械がデータを基に自分で学習する能力を持つことを実現させる技術)が用いられており、文章作成や要約、翻訳など様々な機能が提供されています。
登録や利用は無料ですが、一部機能に制限があるとのこと。
有料版にアップグレードした場合は「応答時間の短縮」「無料版で使用されている言語(3.5)と比較してより高性能なバージョン(GPT4)が利用できる」などが挙げられます。
ちなみに個人の場合は月額20ドル(約3,000円)、チームで使用する場合は1人あたり月額25ドル(約3,700円)です。(ドル換算額は2024年3月21日時点)
管理人の場合、あまり使用する機会がないので今のところ無料版でも特に支障はありません。月に1~2回の頻度であれば無料版を使用しても問題ないと言えるでしょう。
ChatGPTにExcelVBAコードを教えてもらう方法
ChatGPTにExcelVBAコードを教えてもらうにはどうすればよいのか、本項目ではその方法をご紹介します。
ExcelVBAで分からないところを質問する
まずはチャットで質問します。今回は以下の表で「東京本社の社員のセルだけ色付け、そのうえで年齢順に並び替える」というVBAコードを作りたいと思います。
ChatGPTに以上の内容のコードを教えて欲しい旨を質問します。するとChatGPTから回答が返ってきました。
コードの全文は以下のような感じです。
では送られてきたコードを、実際にExcelのエディタにコピペしたいと思います。
回答をもとにエディタにコードをコピペ
まずはExcelを起動→「開発」→「Visual Basic」を起動します。
その後右クリックをし、「挿入」→「標準モジュール」を選択するとコードを記述するエディタが表示されます。
ここにChatGPTの回答をコピペします。
実行した画面がこちらです。
普通に失敗しましたね。見出しの部分からはみ出てしまいました。
エラーがあれば再度質問して組みなおす
このようにエラーが出た場合は再度ChatGPTに質問をします。
個人的な所感としては「具体的には直してほしい/追加してほしい」みたいなことを書くと正解に近い回答を出してくれるなと感じました。今回の場合、見出しの行(A3:E6)は除いて、「東京本社の社員のセルだけ色付け、そのうえで年齢順に並び替える」という条件でマクロを組みたかったので、改めて質問しました。
もう一度実行した結果、またエラーが発生したため、少し自分で手直しをしたところ、ちゃんと条件にあわせて背景色の変更と並び替えの自動化ができました。
出来上がったものがこちらです。
このようにうまくChatGPTを活用すれば、VBAも楽々に書けてしまうのです。
AIってすごいね!
ChatGPT×ExcelVBAのここがすごい!
前項で記述した通り、質問すればコードをそのまま教えてくれるので自分でソースコードを考えなくても良いのがChatGPTの強みです。
管理人の場合は自動化したい部分を調べるのに時間を使ったり、実際に開発をしてもエラーが出る時があったので、半泣きになりました。
頭の中のだいたいのイメージを質問してChatGPTに送るだけでコードが返ってくるので、上のような地獄の時間と比較したらかなりマシと言えるでしょう。
あと「さっき回答で貰ったコードにこの機能を追加してほしい」みたいに追加で質問すれば、それに合った回答をしてくれるのもポイントが高いですね。調べる手間も省けます。
ChatGPTの欠点:普通にミスることがあるので手直しできる知識が必要
サンプルでの実装でおわかりいただけたかと思いますが、ChatGPTは普通にミスります。
「自動化したい部分はそこじゃない!」みたいなことは結構あるので、いかに正確に質問するかだけでなく、与えられたコードを自分で手直しできる知識も必要かなと個人的に思います。
ExcelVBAに関してはネット上で色々と情報が出ていますし、本もたくさん出ているので「こういう風な自動化をしたい時はどう処理すればいいんだろう」という場合はそちらで勉強して実践してみるのも良いでしょう。
管理人はExcelVBAベーシックやYouTubeチャンネル、本でだいたいの知識を会得しました。おすすめの本やYouTubeチャンネルを張り付けますので、ChatGPTとExcelVBAで自動化を目指したい方はそちらをご参考ください。
まとめ
今回はChatGPT×ExcelVBAについてご紹介しました。
たまにミスをしてしまうおちゃめなAIさんですが、正しく使用すればExcelVBAでも活用できる代物といえるでしょう。自動化を目指したい方は、練習で活用してみるのはいかがでしょうか。
私も勉強がてら、ChatGPTに質問しまくってExcelVBAスキルを高めていきたいと思います。
それではまた次のブログでお会いしましょう。