社会不適合者ウーマンのひとり語り日記

生きづらさと社会性のなさでもがく成人女性のブログ。映画(洋画・邦画)/音楽/日々感じたこと/ゲーム/アニメなどを書いていきます。

【感想:ネタバレ注意】公開初日にゴジラマイナスワンを見てきた話

おっすおっす。misopotaです。

前にブログを投稿してから1ヶ月弱経っていますね。仕事や里帰りやらで色々と忙しく、ブログを更新する時間がなかったので申し訳ないです。

 

さて今回のテーマはずばり、「ゴジラマイナスワン」!公開初日に映画館で見てきました。

実は管理人、ゴジラの設定についてはほとんど無知で作品も「シン・ゴジラ」や「ゴジラVSヘドラ」ぐらいしか知りません。しかし鑑賞後に思ったことは…もう面白い。

そう、管理人のようにほとんどゴジラについて知らない人でも鑑賞できる作品なのです。

 

今回はゴジラマイナスワンについて感想、およびネタバレを書いていくのでまだ見てない方はブラウザバック推奨です。

 

 

登場人物/演者

 
敷島浩一(演:神木隆之介
本作の主人公で帰還兵。元は特攻隊に所属していた。大戸島でゴジラの襲撃に巻き込まれて以降、悪夢にうなされるようになる。帰還後はなし崩し的に典子と彼女が連れていた「アキコ」という赤ん坊と一緒に共同生活を送るようになる。戦後は爆弾処理の特殊任務を請け負う船で働くことに。
 
大石典子(演:浜辺美波
本作のヒロイン枠。空襲で親を亡くす。空襲中に見ず知らずの女からアキコを託される。戦後に敷島と出会い、なし崩し的に彼と暮らすようになる。戦後は銀座で事務員として働くことに。
 
水島四郎(演:山田裕貴
敷島の同僚で「新生丸」の船員。通称「小僧」。船員の中で唯一戦争に行った経験がない。
 
橘宗作(演:青木崇高
かつては整備部に所属していた。大戸島でゴジラの襲撃にあうが、敷島と共に生き残る。しかし仲間を失くしたことで心が荒み、帰還後は行方が分からなくなる。
 
野田健二(演:吉岡秀隆
敷島の同僚で「新生丸」の船員。通称「学者」。かつては海軍の兵器開発を行っていた。ゴジラ討伐のための作戦「海神(わだつみ)作戦」の立案者。
 
太田澄子(演:安藤サクラ
敷島の隣に住む女性。空襲で子供3人を失くし、帰還した敷島を責め立てる。なし崩し的に住み着いた赤ん坊のアキコに対して重湯用の白米を渡したのをきっかけに、精神的に立ち直っていく。
 
秋津淸治(演:佐々木蔵之介
「新生丸」の艇長。本人の語りから戦争経験があることが分かる。船員を連れて危険な任務をこなしている最中にゴジラと遭遇し、その脅威を目の当たりにする。海神作戦にも参加する。
 

とにかくすごい!圧倒的恐怖の権化・ゴジラ

本作のゴジラはとにかく見た目が怖いです。PVを見れば分かりますが、凶悪さマシマシの見た目となっています。

 

背中には棘のように禍々しい背びれ(ちなみにこの背びれ、攻撃時に使用されます)、顔は鬼のように恐ろしい形相、体は全体的に焼けただれているように見えるのが特徴です。

 

しかも水陸ともに活動可能、駆逐艦の砲撃をくらってもすぐに再生するなど「これどうやって倒せばいいの…?」と絶望するレベルの強さとなっています。

 

人間に対しても容赦しません。攻撃を仕掛けてくるものがいれば頭を加えて海に放り投げる、踏みつぶす…人が多い東京であろうがお構いなしに建物を壊しまくり、電車を噛みちぎり、そして踏みつぶします。

 

これだけで何万人の人間が亡くなったのか…想像するだけでゾッとします。

本作のゴジラは、人間に対してほぼ無関心だったシン・ゴジラと比較して、「縄張り意識が強い」「人間に対して強い敵意を持っている」と凶悪生物としての側面が強い個体だなと感じました。

 

戦後×ゴジラ、続く絶望

また本作の舞台は戦後間もない時期です。戦争によってさまざまなものを失い、これから復興していこうというほんの少しの希望を抱いていた人類に襲い掛かる「ゴジラ」という存在。

 

人類が一生懸命に直した建物も、生活も、ゴジラという存在によって再び焦土と化します。まさに泣きっ面に蜂です。管理人がこの世界線の人間だったら、確実に精神が崩壊していたでしょう。

 

本作の見どころは、この続く絶望の中でどうやってゴジラを倒し、どうやって生きていくかという点でしょう。

 

死ぬのではなく、生きるための闘い

前の見出しでも少しだけ触れましたが、本作は「生きること」に焦点を当てています。

作中で登場する人物は空襲や戦争によって、親や子ども・仲間など様々なものを失くしました。

 

特に印象深いのが、典子(今作のヒロイン枠)・野田(今作の博士枠)のセリフです。

前者の典子は「親を空襲で失った。けれど親は火に焼かれていながら、私に生きろといった。だから私は生きなきゃならない。生き続けなければならない。」と。

 

後者の野田は元海軍の開発者ゆえに、多くの人の死を見続けてきました。

「思えばこの国は命を粗末にしすぎた。」と。(セリフはどちらもうろ覚えなので、細かい部分のミスについては見逃してください)

 

他にもゴジラ討伐作戦の指揮官的ポジションの人が「これは死ににいくのではなく、生きるための闘いだ」的なことを言っていたのが印象深いなと思いました。

 

命を粗末にしすぎた結果多大な犠牲を払った日本が、今度は生きて帰るために全力を尽くす…とても良いですね。

 

【ネタバレ注意】見どころポイント

ここからはネタバレ注意です。本作の見どころポイントについてがっつり語っていきたいと思います。

 

1.物資やIT技術、他国の支援がない時代でどうやってゴジラを倒すのか

本作は戦後間もない時期にゴジラが襲来するため、使える物資は限られています。IT技術なんてものはなく、戦争の影響で他国からの支援を受けられません。

 

割と詰みな状態でどうやってゴジラを倒すのかが、この映画の見どころです。

今回の場合は、自然の力を利用してゴジラを倒すことになります。

 

簡単に説明すると、

  • ガスボンベをつけたワイヤーをゴジラの周りに囲ませる
  • その後ガスボンベにフロンガスを入れて泡を出し、泡の威力で深海までゴジラを落とす
  • 万が一失敗した時の保険として、巨大な浮袋を深海で膨らませて一気に上昇させてゴジラに上昇負荷をかける

こんな感じです。

 

深海から来たゴジラでも、急激な水圧には耐えられません。

資源が限られた中で自然と科学の力で戦う…本作の見どころといってよいでしょう。

 

2.その技ずるくない?ゴジラによる銀座襲撃

次の見どころといえば、PVにもあったゴジラによる銀座襲撃です。

人口密度が多い場所で縦横無尽に暴れまわるゴジラですが、なんと街中で熱線を吐きます。しかもその熱線というのが核爆弾並みの威力を持ち、辺り一面を吹き飛ばすという凶悪仕様となっています。

(ちなみにとげとげのような背びれは、熱線のエネルギーチャージ用のものみたいです)

 

ただでさえ面倒くさい相手なのに、熱線を出してくるのはほんとにずるいなーと思いましたね。そしてその熱線によって銀座は焦土と化します。

 

まとめ:難解な用語はあまり登場せず、ゴジラを知らない人でも見やすい映画

長々と書きましたが、感想とネタバレは以上です。

シン・ゴジラと比較して難解な用語はあまり登場せず、人間ドラマやゴジラ襲撃シーンも良くできているのでゴジラをあまり知らない人でも見やすい映画かなと思いました。

 

ゴジラの迫力を十分に堪能できる、ゴジラマイナスワン。

絶賛上映中なので気になる方はぜひ映画館へ!

 

ではまた次のブログでお会いしましょう。